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後産

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 胎盤はノチザン(後産)と呼ばれ、出産した部屋の下やその部屋の縁の下などに夫が埋めた。埋めるときは「犬に掘られないようによく埋めろ」といわれ、穴を掘って深く埋めたという。このとき埋めた上に大きな石をのせるという家や、夫が家の墓に埋めに行くという家もあった。