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目次
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第七章 人の一生
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第六節 葬送
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〔葬送〕
〔葬送〕
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葬儀は人生の終りにあたって、一人の人間のために執り行われる最後の大きな儀式である。我々の人の死に対する考え方は、多くの場合、その死とともに霊魂が肉体から離れ、肉体が消滅しても霊魂だけは長く存続するものと信じられている。そのため死者を弔う儀礼をみていくと、その肉体の処理を目的とした葬儀とともに死者の魂への供養が大変重要視されていることがわかる。