必要なものの買い物や葬具作りなどを行う役割で、三人で行った。あらかじめ施主からいくらかお金を預かっておき、葬具作りに使用する色紙や布など必要なものを買いに行った。葬列に使用する葬具は、タイマツ(松明)・ハタ(旗)・ハナカゴ(花籠)・リュウタツ(龍頭)・杖などで、材料を揃えて作るまでかつてはほとんど葬式組のものが行っていたが、現在は葬儀屋か棺桶と一緒にセットで持ってくるので、それを組み立てる程度である。ただ、松明だけは現在でも、竹を切ってきてスギの葉を針金で巻いた簡単なものを作っているという。
買い物・葬具作り