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年回忌

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 年を単位にして行われる死者への供養は、百か日・一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・三十三回忌で、その年の命日の近くには法要が行われ、親族が集まって墓参りをし、塔婆をあげて死者を供養した。またこのときには葬儀のときと同じお膳が用意され、地域によっては女性たちにより法要念仏も行われていた。
 中でも一周忌には、みかん箱などに白い布をかぶせた仮祭壇を作り、そこに果物、写真、位牌、燈明、香炉などを飾り、お膳を作って仏様にあげた。