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祭壇

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 祭壇には、仏式と同じように故人の写真、位牌、花や果物、焼香などを置いたが、祭壇の両脇にはオオサカキ(大榊)を置いた。
 大榊は、オオサカキ台に立てたが、台は孟宗竹を二寸くらいに切り、その下部に十字の切れ込みを入れ、三十センチメートルくらいの板を二枚十字に組んだものを、その切れ込みの十字にかませて作ったものである。これに榊を差し、中には麦わらなどを詰めてまっすぐに立つように調節した。また、榊には神主が作ったシデを麻でしばりつけた。