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ゴジュンチサイ

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 ゴジュンチサイには仮祭壇を作り供養した。親族を呼び、神主に頼んで塔婆を立てるとともに、草履を作りその足裏にボタモチをつけたものを墓に供えた。この草履は足の悪い人が履くと足が治るといい、魚捕りに行くとあたりもよいなどといった。この時神主にはお礼として初穂料を支払った。ゴジュンチサイは五〇日目というわけではなく、三〇日過ぎると早めならいいといってやってしまった。