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由来・伝承

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 上高根沢の太々神楽の保存団体は上高根沢太々御神楽宮比講社という。その由来には二つの説があり、一つは明治初期に上高根沢の阿久津浅次郎を中心とした安住神社の氏子達が、芳賀町稲毛田から神田流の太々神楽を伝承したものであるとの説と、明治初年に安住神社の神職だった三三代荒井出雲守が、京都から神田流神楽三六座を伝授されたのがはじまり、との説である。
 保存団体である宮比講社は、平成一四年現在、代表者一名と一〇名の地区内の氏子の中の希望者による講社員からなり、昭和四六年四月、高根沢町から無形文化財に指定された。無形民俗文化財としては第一号である。