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由来・伝承

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 中組のお囃子は新宿流シンバヤシに属するもので、「宝積寺中組お囃子保存会」が伝えている。由来については詳しいことはわからないが、すでに戦前からあったものと推定される。
 現在は半世紀余の経験者をもつ石塚正文氏を中心に活動している。石塚氏は特に笛吹きの名人として、昭和六三年五月に町内各分野での第一人者の中からふるさと名人第一号の指定を受けた。現在は高根沢町文化協会のお囃子会会長を務め、お囃子の保存と普及にも尽力され、東町中区のお囃子や矢板市矢板三区にもお囃子を伝授した。矢板三区のお囃子会では、師匠の名を取り正文流お囃子と名乗っている。