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上演の期日と場所

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 昭和三〇年代の前期頃までは、旧暦六月一五日の宝積寺八坂神社の天王祭に引き回す屋台に乗りお囃子を演奏した。現在は七月二〇日頃の日曜日に行われる天王祭で、屋台を倉庫から引き出し倉庫前の庭に飾ってその上でお囃子を演奏する。
 また平成三年頃に始まった、高根沢町の町民参加型の新しいふるさと夏祭りであるたかねピアは、町民広場を会場に八月第一土曜日に行われるようになり、町内各地の屋台や山車や御輿が一堂に会するもので、その祭りにも屋台とともに参加しお囃子を演奏したりもした。しかしその祭りも回を重ねながら、変って八月一四日に行われる盆踊り花火大会が現在は最も盛んに行われるようになった。その時の盆踊りの笛・太鼓の音頭の演奏には、町内の各囃子会が年度交替で頼まれて演奏する。ここのお囃子も依頼された時に行って和楽踊りの曲を演奏している。
 戦後の昭和三〇年代頃までは、芳賀町祖母井の夏祭りや喜連川町の天王祭、また氏家町上阿久津の秋祭りに頼まれてそれぞれ地元の屋台上でお囃子を演奏した。

図18 宝積寺中組の屋台(宝積寺)