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〔石末のお囃子〕

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 石末には、宿と天神坂の二地区にお囃子が伝えられている。この二地区のお囃子会は、宿のお囃子の最長老であった故栃村保吉翁の多大な功績のもとに発展した。平成一四年二月に九〇歳で没した翁は死の直前までお囃子の現役として後進の指導とお囃子の普及に務められた。翁に育まれた両地区ではそれぞれが会員が少数であるということもあるが、合同で「宿神会」というお囃子会を作って演奏会活動を行うことが多い。