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由来・伝承

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 花岡東下坪・中阿久津東・石末宿・石末原の四地区ともに、はっきりとした由来については不明である。いずれも戦後の一時期中断したものを昭和四〇年代に復活したものである。
 石末宿の天祭囃子は、地元の故栃村保吉翁により伝え残され、今では小学生も演奏できる。さらに河内町白沢の天棚組みの人達も、栃村翁の手ほどきを受けて天祭囃子を演奏できるようになった。
 高根沢町内の前記四地区の他に、中柏崎に今も天棚があり、夏の祇園祭にお仮屋として使用していることは屋台囃子の項で述べた通りである。この中柏崎では天祭はすでに行われなくなってしまったが、天祭囃子は祇園祭の中で伝えている。

図28 天祭のお囃子(石末 宿)


図29 天祭のお囃子(石末 原)