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上演の期日と場所

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 お会式は現在、毎年一一月二三日に行われる。当日午後二時からの妙顕寺本堂で執り行われるお会式法要の終了後、午後四時から万灯練り供養として、花万灯を先頭に寺から妙顕囃子の行列でタツ街道を南へ下り、その後北上しながら家を門付けし各家の庭で大黒囃子や一本調子を演奏する。
 このお練り行列には、厄払いの纏が二、三本参加している。纏持ちは門付けする家の中に入り、その家の玄関内や茶の間に上り込んで纏を振り回して厄払いを行い、お囃子もその近くで演奏する。
 お練り行列が地区内の檀家の家々を回り終って寺に戻ってくると、大勢の信者が寺の庭を埋め尽くす中、餅やお供え物まきが行われ午後七時過ぎには終る。
 なお、妙福寺のお会式も一一月二三日の、妙顕寺と同時刻頃に万灯・纏練供養が行われ同じ道路を行列するがこちらでは、〽ヨイヤサ、ヨイヤサ、ヨイヨイヨイヤッサ(繰り返す)の掛け声で、花万灯を引き回しうちわ太鼓を打ちながら、地区内の道路でお練り行列を行い、纏い振りも行われる。