おひとつ歌
〽一番初めは宇都宮 二また日光中禅寺
三また佐倉の宗五郎 四また信濃の善光寺
五つは出雲の大社 六つ村々鎮守様
八つ八幡の八幡宮 九つ高野の弘法さん
十で東京シングン寺 これまで心願かけたのに 浪子の病は治らんか
おひとつ歌
〽一烈談判破裂して 日露戦争はいにけり
さっさと逃げるは ロシアの兵
死んでも尽すは日本の兵 五万の兵を引き連れて
六万殺しは皆殺し 七月八日の戦いに
ハルピンまでも攻め入りて クロバタキンの首をとり
東郷大将バンザイ
おひとつ歌
〽一人来な 二人来な
三人来たら 寄って来な
いつ来て見ても ナナコの帯を
八の字に締めて くろっと回れば一巡り
(『栃木県の民謡』より)