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〔子守り歌〕

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 子守り歌
 
 〽ねんねんころりよおころりよ
  ぼうやはよい子だねんねしーな
  ぼうやのおもりはどこへ行った
  あの山こえて里へ行った
  里のみやげになにもろった
  でんでんたいこにしょうふえ
  なるかならぬかふいてみな
  この子がなくからやすまれぬ
  雨がふるやらかぜふかれ
  となりのおやどに立ちよれば
  となりのおじさんにしかられる
  ぼうやはよい子だねんねしな
       (中阿久津見目タカ・見目セン)
 
 子守り歌
 
 〽ねんーねん ねなーんせ ねんねしな
  おーまえのお守は どこへいった
  あっちのばんばへ あめかいに
  あめをかって来て だれにやる
  おまえにやろうと かってきた
  そのあめなめらせて ねむらせて
  それから私は今から かいばきり
       (中略)
 〽おれげーの おとーもりや どこへ いったんべー
  となりのー いへーさあ おかしかいにー
  坊ちゃんに たべらせる おかしかあいーにー
              (『郷土教育資料』より)
 
 子守り歌
 
 〽ねんねこ どっちん 亀の子 どっちん
  それはのっぺらぼう のっぺらぼうに育てちゃ 貰いとがね
  一生後家 二生後家 三生後家
  嫁さんの仕事は針仕事 糸引き 機織り 針仕事
  それがいやなら 出てお行き 観音坂まで送られた
                        (『栃木県の民謡』より)