栃木(とちぎ)県に伝わる祭り「山あげ祭」

ビューア参照

 那須鳥山(なすからすやま)市にある鳥山八雲(からすやまやくも)神社の「鳥山の山あげ祭」について,那須鳥山市役所の人に聞いてみました。

那須烏山市役所の人の話

 約(やく)450年前,この地方に悪い病気が流行しました。その様子を見た烏山城(じょう)の那須資胤(すけたね)という殿(との)様が,牛頭天王(ごずてんのう)をまつり,病気が広がらないようお願(ねが)いしたのが始まりです。
 今のような大きな祭りになったのは,約170年前ごろからです。まちの人たちが話し合いをしながらやり方を少しずつ変(か)え,現在(げんざい)まで祭りが続(つづ)いています。

那須烏山市役所の人
山あげ祭の年表
ビューア参照

那須烏山市役所の人の話

 山あげ祭は,烏山八雲神社の伝統的(でんとうてき)な祭りです。祭りの中にはいくつかの行事があり,大昔はすもうをとったり,舞(まい)を舞(ま)ったりしていたようです。それらの行事は時代の変化(へんか)とともに形を変え,その中のひとつが地いき独自(どくじ)の野外げきとして発展(はってん)し,現在の「山あげ行事」になったんですよ。

那須烏山市役所の人
山あげ祭

学習問題

 地いきに残(のこ)る行事や祭りには,どのような願いがこめられ,どのように受けつがれてきたのでしょうか。