山あげ行事にかける思い

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 山あげ行事に参加(さんか)している人たちには,どのような思いがあるのか調べてみよう。

山あげ行事当日の様子
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若衆の話

 わたしは子どものころから,この行事が大好きで,大人になったら自分もやってみたいという強いあこがれがありました。山あげ行事に来ているたくさんの人の笑顔(えがお)を見たときに大きな喜(よろこ)びを感じます。長い歴史(れきし)と伝統(でんとう)のあるこの行事を多くの人に知ってもらい,さらに,未来(みらい)の子どもたちにも伝(つた)えられたらいいなと思っています。

若衆

当番町をまとめる世話人の話

 わたしのまちが当番になるのは6年ぶりです。6年に1度という重い責任(せきにん)を感じるとともに行事全体を仕切る立場になるのでやりがいも感じています。最近(さいきん)は会社づとめの人が多いため,なかなか準備(じゅんび)に時間がとれず,人を集めるのにも苦労(くろう)しています。それでも昔からの伝統やしきたりを大切に守りながら,見に来ていただいたお客さんにも喜んでもらえるような行事にしたいと考えています。

世話人
さつき「山あげ行事を見に来てくれる大ぜいの人たちがいるから,がんばれるんだね。」
なおき「おどり手の人や常磐津を演奏する人たちも,同じような気持ちなのかな。」