明治以前の教育

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明治以前の教育機関には、藩学や郷学・私塾と、よみかき・そろばんなどの実用的な学問を庶民に教える寺小屋があった。幕末になると洋学をとりいれて、医学・算術・天文学・音楽などを教えるものもあらわれた。その内容は西洋から学んだ新知識であり、近代的な学問であったが、それを教える目的は、藩の力を強め、支配体制の維持に役立てるためであった。