若中

153 ~ 153 / 620ページ
若者の団体はどの村にもあり、伊孑志村の積善組は後に伊孑志青年会となる。鹿塩村や小林村では若中とよび、小林では大頭・小頭の役をおく組織であったが、明治二十五年十月これを改めて取締および幹事とし名称を小林青年会とした。小林簡易小学校の一室を借用して弊風一洗を計り夜学で勉強した。その後岩田作右衛門の持家を借りたが、後に会場を新築した。蔵人の青年会は明治三十年に武庫川堤防が決壊した時大いに活躍したということである。

写真64 若中献燈
伊和志津神社境内