長谷の村法

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旧村の村規約あるいは村法は、むらの自治的性格を端的にあらわすものであったが、二十二年以降になると政治行政的な側面での自治性は消滅してしまい、生産と生活における自治組織としての内容が盛られることになる。また村法の形式も整ってくる。長谷村の二二条からなる明治四十三年の「長谷村々法」はそれを示している(余田博通著『前掲書』三八五ページ参照)。