歌劇第二の隆盛期へ

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この年の夏、白井鐵造作グランド・レビュー「虞美人」は、戦後はじめて三カ月のロングランを記録した。それを祝うかのように宝塚花火大会も復活した。東京では東京宝塚劇場が接収解除となった三十年四月に、「虞美人」が上演され、超傑作と絶讃された。数々の傑作が続いたが、高木史朗作演出の「ボンジュール・パリ」が昭和三十年度テアトロン賞を受けたのにはじまり、三十二年にはレインボー賞、三十三、四年には芸術祭大衆芸能部門奨励賞を、翌三十五年には高木史朗作演出の「華麗なる千拍子」が大衆芸能部門芸術祭賞を受け、また三十六年には宝塚郷土芸能研究会編・渡辺武雄演出「火の島」が芸術祭賞をひきつづき受け、連続して文部大臣賞を受賞するなど、第二期黄金時代が到来したのである。

写真234 「火の島」の芸術祭賞状
(宝塚歌劇団提供)