市制施行時の宝塚

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宝塚市の昭和二十九年四月一日の人口四万一五八一人は、地方自治法でいう市の要件である「人口五万以上」を下回るが、昭和二十八年の町村合併促進法および地方自治法の一部を改正する法律(昭和二十九年法律第一九三号)付則第二項の規定によって、要件を充たしたものである。三十年四月一日には五万五二〇五人、面積は一〇一・八九平方キロメートルとなった。(表108)
 市役所は東経一三五度二二分、北緯三四度四七分の位置にある。市域は東西一二・六キロメートル、南北二一・〇キロメートルと、旧西谷村を含んで南北に長く、海抜最高五七〇メートル、最低一九メートルで、南部市街地の西方は六甲山系、北方は長尾山系にかこまれて、中心部を武庫川の清流がおだやかに流れる静かなたたずまいの自然に恵まれた、まとまりのある街である。