住宅水準

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宝塚市の木造・非木造家屋建築状況は表120のとおりである。四十二年以降五年間に非木造の割食が棟数、床面積ともに増大した。これは四十年代に入ってからの新築家風が非木造にかなり重点がおかれているためである。市内において、マンションなどの非木造住宅の建築が著しく目立つが、一戸建ち木造住宅の建築もなお依然として多いのは、日本人の住宅の選好が「土」から離れないからであろう。
 質的水準はともかく、量的水準についていえば、市民一人当り床面積は四十年の一人六・四坪(二一・一二平方メートル)から四十三年の六・八坪(二二・四四平方メートル)、四十六年の七・一坪(二三・四三平方メートル)へと上昇した。これはアパートなど共同住宅からマンションや一戸建専用住宅の建築によるものである。