産業別市内純生産の四十年から四十六年への推移をみると第一次産業の構成比が三・二%から一・四%へ低下し、第二次産業の構成比も五一・三%から四九・九%へ低下、第三次産業の構成比が四五・五%から四八・七%へ上昇している。
産業別にみると製造業、サービス業が圧倒的に大きい。
市民分配所得の推移をみると、伸び率にはあまり相違がなかったので、構成比に変化はなく、四十六年度で雇用者所得が七〇・八%、個人財産所得が一一・五%、個人業主所得が八・六%である。全国平均では四十六年度の雇用者所得五七・四%、個人財産所得一二・二%、個人業主所得一七・九%であるから、雇用者所得の比重が高いことが宝塚の特徴である。宝塚は「給与所得者」のまちである。