人口増加と成人病等の疾病の複雑化により、高度な技術とじゅうぶんな施設をもつ医療施設とりわけ公的医療施設を要望する市民の声は大きい。四十五年現在、病院数七施設二七五病棟があり、一般診療所八二、歯科診療所三六、医師八九人、看護婦七九人であるが、公立病院の誘致もしくは建設の要望が強い。なお、昭和五十一年度にいたって保健センターが開かれ、検診、人間ドッグがおこなわれるにいたっている。なお成人病予防、ガン早期発見のための検診が実施され成果をあげている。
もっとも現在、市内に公的病院はないが、隣接する西宮・尼崎、あるいは池田の各市に市民病院や県立病院ほか公的病院があり、大阪・神戸に大学病院も存在するため、その診療圏にふくまれている。