身障者の最近の推移は表123に示すとおりである。その他、精神薄弱者(児)は四十五年末で三三四人、四十七年で三五五人である。
心身障害者(児)の福祉施設も、過去において、市民福祉金制度等の金銭的補助あるいは保護にとどまるきらいがあった。しかし今日では、心身障害者の自立更生を目標として、機能訓練相談指導や職業訓練に重点がおかれつつある。四十七年四月の肢体不自由児通園施設「すみれ園」の開園、社会福祉法人「希望の家」がそれである。精薄児については通園施設としての四十八年一月開園の「やまびこ学園」阪神福祉センターの「ななくさ学園」などへの通園もある。隣接各市と協力して「広域行政」によって施策の拡充がはかられつつある。