解題・説明
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江戸時代における安場村の土地利用について理解するのに適した資料である。オレンジ色が水田、黄色が畑を表している。朱線で示された街道沿いには、家屋が立ち並んでいる。ところどころ白色で着色された箇所は、領主が異なる箇所を示しており、安場村には複数の領主が1つの村落を所有していたことがわかる。また安場村の周囲には「川面村領」との記載が複数みられる。また、絵図の右上には「墓所 但安場村 川面村」とあり、2ヵ村が共同利用していた。このように川面村と安場村の土地は混在しており、土地の所有が複雑であったことがこの図より確認できる。
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