2 第二代 伊奈半左衛門忠順(ただのぶ) 15年

     元禄10年(1697)~正徳2年(1712) 
 忠順は忠常の次男であったが、兄の忠篤が若くして亡くなったため、兄の養子となって、元禄10年(1697)、伊奈家の領地と代官職を継ぎ、高山へ入った。
 飛騨国においては庄屋・肝煎(きもいり)を名主と改め、国内の寺社境内を除地とし、最初の山林調査に着手した。また山見役(やまみやく)を農民から選び、焼畑の取締りなどにあたらせた。