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(四)幕府直轄地時代
7 第七代 長谷川庄五郎忠崇(ただたか) 17年
享保13年(1728)~延享2年(1745)
これまでの代官は江戸常駐だったが、忠崇になってからは高山陣屋勤務となった。長雨で不作となった年に忠崇は幕府と交渉し、農民の願い通り減税に成功。享保14年大火の時には利息なしの貸出しや美濃・越中から職人を招き、家屋の再建にあたらせるなど復興に努めた。文化面では飛騨の重要な歴史書といわれる「飛州志」を編さんし、和歌や茶道をたしなむ風流の人でもあった。