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(四)幕府直轄地時代
13 第十三代 大原亀五郎正純(まさずみ) 8年
天明元年(1781)~寛政元年(1789)
郡代大原紹正の子、正純も職権を濫用して悪政が多かったため、農民の困窮は引き続きはなはだしいものであった。このため、天明8年(1788)には大原郡代を排撃して江戸で老中松平越中守に駕籠訴する者もあり、また寛政元年(1789)には巡見使の入国を機会に農民から弾劾され、ついに郡代は江戸に召還を命ぜられ、12月25日には支配勘定土井与三右衛門とともに八丈島に流された。これを天明騒動という。