21 第二十一代 小野朝右衛門高福(たかよし) 7年

      弘化2年(1845)~嘉永5年(1852) 
 高福は幕末三舟の一人、山岡鉄舟の父として知られ、豊田郡代の行なった天保改革政策のあとを受けて、その維持に努めた。
 外国との緊迫した関係を懸念し、城山で狼煙(のろし)の実演を行い、上野(うわの)では陣立(じんだて)を実施している。また80歳以上の長寿者に褒美を与えたり、丙午(ひのえうま)出生児の迷信打破にも積極的に取り組んだ。