安政5年(1858)~元治元年(1864)
頼興は着任するなり、安政5年2月26日、飛騨北部をおそった大地震による災害の復旧に努めた。
また高山銀絞吹所の経営にも積極的にあたり、銅や鉛の他国への移出を禁止し、御林銅山取締を新たに任命した。
蚕糸業に関しては、よそから商人が入って空買(からかい・相場商いで間利を得る)が行なわれるほど盛んになったので、他国商人に、買入れた生糸量を糸問屋福島屋五右衛門へ届けさせるなど、取締りを強化した。
23 第二十三代 増田作右衛門頼興(よりおき) 6年