この図は昭和11年1月刊行の『大名田町々勢要覧』の附図で、国分寺西側の南北の通りは順に一條・二條・三條通とある。また弥生町・栄町・稲荷町・新開町・花園町・白山町・梅ヶ枝町・千歳町・泉町・森前町・中園町・堀川町・住吉町・日吉町などといった現在使われていない町名が見える。また駅前の街区の南北2ヶ所に土地区割整理候補地区が斜線で示され、多くの予定道路が点線で記される。
昭和11年10月26日内務省告示第572号により大名田町と高山町を廃し、その区域をもって高山市を設置することとなり、同年11月1日施行された。当時の大名田町の戸数は1,930戸(高山町は4,810戸)人口8,369人(高山町は22,488人)面積は32.56km
2(同10.56km
2)であった。