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(二)飛騨国の中世、近世
金森氏の飛騨領国
越前大野(福井県大野市)の国主であった金森長近は、天正13年(1585)、秀吉の命を受け、飛騨へ攻め入った。三木氏が、越中の佐々成政と手を組んでいたためである。金森軍は長近勢と養子可重勢と2隊に分かれて、三木自綱の本城である松倉城を目指し、城を落として飛騨を制圧。翌天正14年には飛騨一国を賜わり、以後6代、107年にわたる金森氏の治政が続く。