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(二)飛騨国の中世、近世
水運
金森氏は飛騨の山林から良材を伐り出し、飛騨川を利用して運材・材木稼ぎを盛んにした。
木曽・長良・揖斐の三川と飛騨川は、木曽山や飛騨、根尾谷などからの良材を伐り出すのに都合が良い河川であった。城郭や武家屋敷、寺社などの建設用材を搬出する川として重視され、幕府や尾張藩によって、材木改役所や番所が河川沿いの各所におかれて厳しく管理統制されている。