第18図 [目録] |
この図は版本で、高山陣屋の御用絵師松村梅宰の画による。木版多色刷りで、河川が青色、街道が茶色、在所が楕円形で囲われ郡ごとに色分けしてある。吉城郡が茶色、大野郡が白色、益田郡が薄茶色である。隣国への街道は、高山からの里程と行先が書かれている。
欄外に国弊小社の水無神社、郷社の槻本神社ほか16社と、寺、瀑布(滝)、温泉、舟渡、籠渡が記されている。
集落名がはっきりと判読できる飛騨全体の国絵図で、版本として多く流布している図である。
[官許飛騨国中全図(第18図)]
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