第84図 [目録] |
この地図には、多くの道路が網羅してある。重要町村道が細い朱線、県道が太い朱線、国道が太い二重線で記される。国道は美濃の中山道と、関ヶ原からの北国街道のみである。
飛騨の地域を見ると、上広瀬から今、八日町へと通ずる江戸時代の越中東街道、位山道、清見の江黒から森茂、荘川へ通ずる道、天生峠など古くからの道が記されている。当時における重要町村道と江戸時代あるいはそれ以前の中世の道を考慮する上で参考になる地図である。
左上の余白には中部鐵道網地図が掲載されているが、上麻生から富山までは未成線になっている。岐阜から上麻生までは開通している。