| |
第100-1図 | 第100-2図 |
江戸時代から町村制が確立した明治8年までの各郡内郷別村名一覧を第100図-1、2に記載した。この一覧表は『斐太後風土記』に所載する新旧地名対照表(註1)を参考にして集約したものである。それぞれの郡内における「郷」別に、各村を分類した。村名の読み方は現行の一般的な読みにしているが、本来の読みと異なる場合もある。
第100図-1は大野郡と益田郡の各村、第100図-2は吉城郡の各村で、村数は大野郡136、益田郡100、吉城郡179、合計で415カ村を数える。
各郷内の村については、『絵図』第19図の端書に3郡の村数「414カ村」が記されているが、第100図と比べて吉城郡が178カ村で、1村分少ない。東茂住と西茂住が茂住1村になっているためである。
『絵図』第37図には3郡413カ村の一覧表を掲載しているが、村数は413カ村と書いてある。しかし、大野郡の合計が135カ村とあるが各郷を足すと136カ村になり、実際の合計は414カ村となる。
註1 『大日本地誌大系 飛騨後風土記上・下巻』蘆田伊人編集 長坂一雄発行 昭和43年2月10日 「上巻」の巻末1~9頁に大野郡、吉城郡、「下巻」の巻末1~12頁に益田郡の「新旧地名対照表」が掲載されている。
〈参考文献〉
・「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三編『角川日本地名大辞典21岐阜県』 昭和55年9月20日 株式会社角川書店発行
・安田益二編著『岐阜県下戸長名鑑』昭和12年 水谷善七出版 昭和50年 岐阜県郷土資料研究協議会複刻発行