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〈木曽馬の特徴〉

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 元々は蒙古の大陸系の馬で、平安時代から江戸時代には武士の馬として使用された。以前のように、農耕や荷物の運搬には使われなくなった。
・体高は平均一三〇センチ程。
・まえがみ、たてがみは長く、密生している。
・下あごが発達し額が広く首が太いので顔に丸みがある。
・背骨に沿って走っている黒い毛(鰻線・まんせん)が多い。
・首と背中が水平に近い。
・消化器が発達し、腹が大きく胴長短足である。
・X状の後脚はふんばりがきき、丈夫な足腰で、坂道でも安定性があり、荷を乗せたり車を引くのに適している。

1-1-(2)-11 木曽馬