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目次
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第一章 飛騨の街道を行く
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第一節 江戸時代の街道を行く
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(2)江戸街道その1(木曽福島)
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②街道沿いにのこる見所
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(ケ)長峰峠周辺(高根町留之原~長野県木曽郡木曽町開田高原西野)
〈日和田道〉
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現在の日和田を通る道は国道ただ一筋であるが、川沿いにわずかに広がる平地地形の両日和田地区は、入るにも出るにも峠を越さなければならなかった。その峠の道は時代と共に移動している。一口に木曽街道が日和田を通過していると言っても、日和田村内の通過地点は時代によって一定していなかった。高根村の信飛の国境には、御嶽山と乗鞍山の間に東北から南西に走る鎌ヶ峰連峰があり、この連峰を越える峠には、北から番所峠、野麦峠、藤沢峠、長峰峠、御境峠の五峠がある。
1-1-(2)-16 長峰峠