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〈長峰峠越、関谷道〉

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 長峰峠は小日和田の森越八幡神社の前で小日和田川を渡り、標高差約二〇〇メートル、距離約二キロメートルで連峰の尾根に達する。ゆるやかな坂道が続いている。
 標高一五〇二メートルの頂上には御岳を眼前にしており、昔御岳の遙拝所が置かれた所に出る。
※御岳は平成二十六年九月二十七日午前十一時五十二分頃に噴火し、戦後最悪の火山災害となった。
 山道は更に尾根伝いに約一キロメートル地点で高根町留野原からの道と合流する。
 峰伝いすること約千五百メートルで、初めて信州側に下るので、長峰峠の名が付けられた。
 古書には長嶺峠、長峯、長棟と書いてあるが、検地帳には「ながむね」とかな書きしてある。

1-1-(2)-19 長峰峠より見る御岳(平成24年)