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〈長野県宝 山下家住宅〉(木曽郡木曽町開田高原西野)

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 山下家は江戸中期より大正初期にわたり木曽馬盛衰の歴史を刻んだ大馬主で、また伯楽と称する馬医を兼ねた木曽地方の豪家であったが、大正・昭和の農村不況と木曽馬のちょう落とともに没落した。山下家の祖は、「飛騨国主金森頼直の馬奉行に仕え、元禄五年金森出羽国へ移封に伴い、主家相伝の馬医書(慶安四年編、現存)を賜り信州西野村に移り住す」と伝えられる。

1-1-(2)-21 山下家住宅