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〈山下家に伝わる馬医書〉

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 馬医書は山下家の祖が飛騨から信州西野の地に移り住むとき、飛騨国主金森頼直の馬奉行から賜ったもので、慶安四年(一六五一)編の主家相伝の馬医書である。また山下家には大馬主と馬医を兼ねた当主もいて、当時は伯楽と言われた。
 慶応元年(一八六五)~慶応二年(一八六六)の平面図を元にして平成六年~平成九年に間口十一間、奥行八間の建物に一部復元、整備した。屋根は当初は板葺であったが、鉄板葺にした。