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目次
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第一章 飛騨の街道を行く
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第一節 江戸時代の街道を行く
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(3)江戸街道その2(薮原)
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②街道沿いにのこる見所
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(イ)山口(山口町)
[山口(山口町)]
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高山から江戸までは四十三次八十五里余(『飛騨国中案内』)だが、山口村は江戸に向かって最初の宿場であった。この地区は、縄文時代の遺跡が多く存在し、過去に発掘調査がなされている。ひじ山遺跡、糠塚遺跡(国重文土器出土)、向畑遺跡など著名な縄文集落遺跡がある。
1-1-(3)-6 山口町
山口村を飛騨国司であった姉小路大納言基綱卿は、飛騨八景の一つとして
おくふかく 華をたつぬる あけほのに
山口しるく 雲も かほれる
と詠み、国学者田中大秀は
分けゆかん 山をいくえに 白雲も
匂いそめたる 花の山口
と、それぞれ桜花を賞でている。