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目次
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第一章 飛騨の街道を行く
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第一節 江戸時代の街道を行く
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(4)越中東街道
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③街道沿いにのこる見所
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(ウ)越中中街道
[越中中街道]
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船津までは東街道と同じだが、藤波橋を渡らずに神通川左岸を北進し、西猪谷関所を通って西岩瀬浜へと通ずる街道である。途中に、谷、蟹寺をつなぐ有名な籠の渡しがある。
越中東街道、中街道は笹津で船の渡しであったが、明治になって長さ五十間の木橋を作った。一年で破損、明治二十五年には地元民による有料吊り橋ができた。
その後、昭和十六年、戦車が通れるようにとアーチ式の橋が完成。現在、国の登録有形文化財に指定されて現存する。