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〈東山道飛騨支路の歴史〉

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1-1-(7)-12 東山道飛騨支路 位山道

 飛騨支路については、『続日本紀』に宝亀七年(七七六)に下留駅を開設したという記事があり、この頃には既に整備されていたと考えられる。
 平安時代に入ると駅伝の制度が整備され、延喜式(九二七年制定)という法律には、飛騨路の駅名があげられている。武儀駅(関市地内)、加茂駅(下麻生町地内)、下留駅(下呂町地内)、上留駅(萩原町上呂地内)、石浦駅(高山市)と五駅が飛騨官道の駅と定められている。