平成十九、二十年に高山市教育委員会では、高山市一之宮地内の位山道について、範囲や時代、性格等を明らかにするため、発掘調査を実施している。調査の結果、従来知られていなかった箇所で石畳が確認されたほか、石畳の無い箇所では轍(わだち)の跡と思われる溝も確認された。石畳については、平安時代頃のものと推定している。
石畳は直径三十~六十センチ程度の石を敷きつめ、下部には固定するために十センチ程度の石を込めている。道路幅は一・六メートル程だった。
1-1-(7)-13 発掘された石畳
1-1-(7)-14 発掘された「わだち」