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[御番所屋敷(下呂市金山町福来)]

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 飛騨の表玄関である下原地区には益田川を挟んで両岸に口留番所(関所)があり、金森藩時代より明治五年に廃止されるまで、通行人改めや通行税の徴収が行われていた。
 下原口留番所は、飛騨国一八ヵ所の口留番所中で最も重要な番所であり、ここで徴収される「口役銀」は飛騨国中の四分の一余を占め、「大口御番所」と呼ばれていた。
 福来口留番所の建物は当時のままを残しており、全国的にも貴重な建物である。

1-1-(7)-33 御番所屋敷