金山町でもう少し南下すると、金山町金山で右に折れ、袋坂峠への道(県道関金山線58号)になる。美濃からは「飛騨街道」と呼ばれる道である。
途中の在所は、桐洞、笹洞、菅田、袋坂峠、神渕(賀茂郡七宗町)、中之保(関市)、道の駅「平成」、下之保(関市)、富加関インターチェンジ、富加(関市神野等)、関市街地、芥見、岩田、岐阜市街地などがある。
東山道飛騨支路は、袋坂峠の手前で右に折れて上之保経由、武儀で合流の道もあった。
上中切で少し南に下ると「龍門寺」という古刹がある。この寺は延慶元年(一三〇八)、中国の宋から帰化した禅僧「寧一(ねいち)」山国師により開創されたという。創建当時は「福光寺」といわれ、岐阜市福光にあったが、戦国時代に戦いで焼かれ、百数十年後に神渕に移されている。
境内地が広く、総門の龍の彫刻は左甚五郎の作と伝わる。
1-1-(7)-34 神渕の龍門寺