1-1-(9)-34 松本市中町通り(女鳥羽川沿い)
日本の中央に位置しアルプスと国宝松本城に象徴される松本市は、古くから長野県中央の市として栄え、教育と産業を育ててきた都市である。
西に日本の屋根北アルプス(飛騨山脈)、東には美ヶ原高原。四百年以上もの歴史を有する国宝松本城をはじめ数々の貴重な文化財や史跡が残り博物館や資料館が数多くある。
明治四年の廃藩置県により筑摩県となり、明治九年には長野県に合併。明治二十二年四月松本町、明治四十年に市制を施行した。
製糸業を中心とした近代産業から、第二次世界大戦中の工場疎開に端を発し、新産業都市の指定とともに、電機、機械、食料品、最近はソフトウェア産業まで広がっている。
商業集積は高く、観光・教育・文化・産業・経済などをはじめあらゆる面で、長野県の中心的都市を形成している。豊かな自然や温泉、そして歴史文化史跡などに観光客が訪れている。