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〈姉妹都市提携は昭和四十六年〉

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 明治四年の廃藩置県により筑摩県となって県庁が松本市に置かれた。そのとき飛騨地方は同じ筑摩県に所属し、高山市は同一県として、約五年間過ごした。このことと合わせ、乗鞍岳を始め中部山岳国立公園を絆に相互繁栄を誓い、昭和四十六年十一月一日に姉妹都市提携の盟約を結んだ。
 平成七年五月十二日には、災害時相互応援協定を結び、協力態勢の充実に努めている。平成九年十二月六日北アルプス(飛騨山脈)横断安房トンネルの開通は、両市の産業・文化・情報の交流に大きな効果を与えるものと期待されている。
 平成十三年度は、姉妹都市提携三十周年の節目を迎えた。松本市から寄贈を受けた道祖神は、荏名スポット(江名子町)に置かれた。高山市からは飛騨の雪見灯篭を贈り国宝松本城の庭園内に置かれた。
 平成二十三年度は、姉妹都市提携四十周年の節目を迎えた。両市が接する野麦峠(高根町野麦)で記念式典を挙行し、工女に扮した両市代表の中学生による共同宣言文の朗読・両市長の署名を行ない、今後も、観光・教育文化・芸術・スポーツ・産業など、様々な分野で市民間の相互交流を一層推進することを確認した。